80代女性の方が被保険者。自宅で転倒・骨折して入院されていました。 以前はベットの上での生活時間が多く、ご家族の方(特に長男の奥様)が介助されていました。そのため、トイレもポータブルトイレをご使用でした。その方が、退院されるにあたってトイレの改修をしたいということで。担当のケアマネージャーさんからご相談がありました。
ケアマネージャーさん、大工さんの会担当者、工務店、ご家族での話し合いの結果、行動範囲を広げ、少しでも「自立した生活を」ということで、トイレの改修工事を決定しました。
田舎の古い住宅のトイレで、男性用と女性用が2部屋に別れており、狭く、介助が困難なつくりになっていました。
この改修工事で、介助スペースが広く確保でき、危険性も大幅に減らすことが出来ました。 同居の奥様からは「適切な工事をしていただき、母の不安も私の負担も減りました。あれからデイサービスにもいくようになりました。」とのお言葉を頂きました。
介護保険を使う住宅改修のご相談は、様々な方々からお受けしています。ケアマネさんであったり、施工する工務店さんであったり、直接高齢者の方からであったりもします。 現場に携わってからは、各専門分野の方と被保険者、ご家族の方との信頼関係を大切に、情報提供、打ち合わせを進めます。そこで常に気を配っているところは、いかにスムーズに適切な住宅改修を進めていくかということです。もちろん専門知識も必要であると思いますが、コーディネーターとして最も大切な役割は各専門分野の方々を連携し、高齢者の方の自立生活、転倒予防のお手伝いをすることだと思います。
最近、2級福祉住環境コーディネーターの理由書作成を認める市町村も増えつつあるようですが、実際に住宅改修を行う上で、ケアマネさんの意見、知識は必要不可欠なものだと思います。 書類の通過点で、ケアマネさんとの関わりを配慮すべきでないでしょうか。