デザインと使い勝手を両立した「新たなパブリックレストルーム空間」を提案
−TOTO、「RESTROOM ITEM 01」− |
| 2008/05/21(Wed.) |
TOTOは、建築の専門家集団と企画から開発まで4年をかけた「新たなパブリックレストルーム空間
RESTROOM ITEM 01」の提案を開始した。
商品は「統一・調和」「ユニバーサルデザイン」「エコ」をコンセプトに、専門家の人々(建築戦略研究会)とともに、「パブリックレストルームはどうあるべきか」「建築空間との調和とは何か」を徹底的に議論し、製品を抜本的に見つめ直した。また、今まで製品ごとに異なっていたデザインを統一しながらも、使い勝手を損なわない、デザインと使い勝手(ユニバーサルデザイン)の共存を目指した。
建築空間とトイレ空間の調和や統一を求める設計者の数は多く、建築において「トイレの設計」を重要と考えている。このような要望に応えるために、RESTROOM
ITEM 01では「器具と建築空間の統一・調和」を掲げ、空間全体の調和を図るため、商品のデザインを一から見直し、検討を重ねた。
製品を考えるにあたって、全体のデザインコンセプトを設定している。「それぞれの器具はできるだけ少ない構成要素でデザインする」「目に付きやすい配管や配線は内部に設置」「サイズはできるだけコンパクトに」これらを総称して「主張しないという主張」というコンセプトを設定した。このコンセプトに基づき、それぞれの器具をデザインした。具体的には、モジュールの統一・R形状の統一・素材感の統一などを行っている。
また、同社では、子供からお年寄りまで一人でも多くの人に使いやすい、ユニバーサルデザインの商品を目指し、日々商品開発を行っている。RESTROOM
ITEM 01においてもそのコンセプトを損なうことがないよう、ユニバーサルデザイン研究所において、多くの検証を行った。デザイン性とユニバーサルデザインとの接点を見出し、商品化に努めている。
特にユニバーサルデザイン配慮が求められる「多目的トイレ」においては、カウンターの高さを全て750mmで統一した。すっきりとした印象を受けるだけではなく、利用者の使い勝手に配慮した高さとなっている。
同社では、車いすも含めた不特定多数の人(幼児は除く)が使う洗面器高さは750mmをすすめてきた。これは車いすの人の膝が洗面器下部に入りやすく、かつ立位での利用も可能な高さ。今回、この高さは手洗い行為だけでなく、荷物を置く際の肩の動きからも、使いやすさにつながるはず、との仮説をたて、多目的トイレ内のカウンター高さを750mmで統一し検証を実施した。検証の結果、荷物の置きやすさだけでなく、衣類の着脱やリモコン操作など、様々な行為にも良いことがわかった。
また、大便器、汚物流し、チャームボックス(汚物入れ)など全ての器具が壁掛式。見栄え、清掃性はもちろん、車いすの動きも妨げない配慮を行った。
オストメイトの人などが使う「オストメイト対応マルチパック」もコンパクト性と使い勝手を向上させている。現在の設備に対し、「腹部が水栓金具の影になって見えづらい」「正面に鏡が欲しい」といった声を受けていたことから、これらの点も反映している。
小便器コーナーに設置される手すりも、見直しを行っている。現行品手すりの良い部分は取り入れつつ、手すり両サイドは小便器のリムラインと角度をあわせデザインに統一感を持たせた。
トイレ空間に求められる基本機能である「エコロジー」機能も充実した。「オストメイト対応マルチパック」では、1回の洗浄水量を8Lとし、現状の16Lと比較して50%の節水化を図った。あわせて、汚物を流すため、TOTO独自の防汚技術である「セフィオンテクト」を施し、ネオレストシリーズで好評の、「フチなし形状」と「トルネード洗浄」を採用。汚れがつきにくく落としやすい形状とした。
税抜希望小売価格は、大便器が443,600円〜596,660円、小便器が243.800円、洗面器が173,700円〜746,000円、多目的トイレパックが1,880,000円〜3,070,000円となっている。
カウンターの高さを全て750mmで統一

車いすから、どこでも荷物が置きやすい

カウンターが邪魔にならず、衣服の着脱が容易

上肢に力が入りにくい人でも、カウンターに手をついてリモコンが操作できる

車椅子の動きも妨げない壁掛式の器具

コンパクトでありながら、使い勝手に配慮した汚物流し

TOTO株式会社概要
- ホームページ:TOTO
- 所在地:福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1
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